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- Eternal beat -
〜 永遠に時を刻み続けるために 〜
 - ETERNA - この名を知っている人はどれほどいるだろうか?
1851年 1月7日、スイス・ジュラ地方クレンヘンという小さな村の議会決定を受けて時計産業が誕生した。  1856年11月7日には、医師ヨーゼフ・ジラールと教師ウルス・シルドの2人の手によって時計製造会社:U.シルド社が設立される。 元々は村人の働き場所を提供しようと2人が創設したようである。 創業当時はムーブメント内部の精密部品を専門に製作する会社としてOEM生産を行っていたが、徐々にムーブメント製作の技術力を高めていき総合時計メーカーとして成長していった。 そして1906年に創設当時からの社名:U.シルド社を 「私たちの作った時計は永遠(Eeternal)に時を刻み続ける」 という願いを込め 「 ETERNA 」 へと変更した。  
 1932年には創設者:ウルス・シルドの息子、セオドア・シルドの手によって精密時計の製造を担当する”ETERNA社”と ムーブメント製作を専門に担当する”ETA社”に分社化される(と言われているが、ETA分社化の説はガセネタという話もある)。 その後ETERNA社は、1948年に自動巻きムーブメントのローターをより滑らかに作動させるために、世界で初めてローター内部にボールベアリングを組み込んだワインディング・ローター 「エテルナ・ マチック」 を発表する。 現在では一般的な技術である自動巻ムーブメントのボールベアリングローター機構は、このETERNA社が開発した技術であることはあまり知られていない。 また同社のロゴマークである”5ポイント”は、このボールベア リングをモチーフにしている。 またETERNA社は、機械式時計では世界初のアラーム付き時計の開発、1962年にはわずか3.4oという世界一の極薄機械式時計の開発を手掛けた。 また同社はスイスの他メーカーに先駆けてクオーツムーブメントの開発を始め、1979年に厚み1.5oのムーブメント、そして1980年には僅か0.98という史上初の極薄クオーツムーブメント「リニア・ミュージアム」を発表し時計業界に旋風を巻き起こした。 創設以来、卓越した技術と開発力を発揮し今なおその技術はスイス時計産業の発展に貢献している。


- The KONTIKI -
〜 生命の母、大海へのチャレンジ 〜

 それはある意味、賭から始まった。 ノルウェーの人類学者:トイ・ハイエダールは南太平洋諸島の文化とペルーの文化がとても似通っていることに注目し、「これらの文化の類似は、古代南米人がフンボルト海流にのって南太平洋に渡ったからだ。」という仮説を発表した。 学会の嘲笑の中で、トイ・ハイエダールはインカ帝国の時代に使用した筏帆船「コンチキ号」に乗り、1974年 4月28日に5人の賛同者と共にペルーのカラチ港を出発する。 7,600kmの航海の中、激しい嵐・水不足・そして未知なる恐怖と戦いながら、ついに101日目の8月7日、南太平洋諸島のタクマ島に到着しその仮説を実証したのである。 このときクルー全員がETERNA社の腕時計をつけていたのを記念して1958年に誕生したのが KONTIKI シリーズである。 また記憶に新しい冬季長野オリンピック(1996年開催)では、ノルウェーのリレハンメルから日本の長野へ環境保全の親書を運ぶ ”オリンピック環境調査探検隊”の腕時計として装着されたのが、この ”SUPER KONTIKI” である。 彼らは極寒の北極圏を何の機械的パワーに頼ることなく、全行程16,000kmにも及ぶ道程を 犬ぞりだけで駆け抜け無事に走破したのである。

 ケースとブレスレットに硬質ステンレス材が使用されており、少々手荒に扱ってもキズが付き難くとても優秀。 主に手首が露出しやすい春先から夏期にかけて愛用している。 また120m防水構造も夏期には安心して使えるのが嬉しい。 写真ではクロノグラフボタンがねじ込み式に見えるが、これは単なるデザインである。 私が所有するKONTIKIには2重折り畳みバックルが使用されていおり、現行モデルとの違いが分かる。 ただこのバックルは設計不良らしく、もし損傷した場合はブレスレットごと交換しなければならないとの事。 この他にブラック・グリーン・ホワイトの文字盤があったが、どれもクロノグラフの秒針が赤だったのが気に入らずこのレッド文字盤に決めた。 見ての通り派手なフェイスとポリッシュ仕上げブレスレットのため、装着する”場”を選んでしまうのが難点だが、重量感のあるケースと気軽に装着できる強靱さがお気に入りの1本。  なお、数年前に日本の輸入代理店である”日本デスコ”がETERNAとの取引きを中止したことで、今後国内で正規品を入手するのは困難になっていくようだ。


エテルナ スーパーコンチキ クロノグラフ (限定モデル)
Ref.48.127.1578.41.80 HS09

ステンレススチール 自動巻き(エテルナ・マチック) 120m防水
クロノグラフ 12時間積算計 30分積算計 60秒積算計
スモールセコンド DATE表示
逆回転防止機構付きベゼル ねじ込み式リュウズ
トリチウムインデックス サファイアクリスタル風防 レッド文字盤
2重折り畳みバックル

1997年 2月購入 定価 \240,000-



 ふと立ち寄った横浜元町の某並行品輸入ショップにて購入(出所は不明)。 新品にも関わらす激安価格であったため偽物かと疑いつつも、その激安ぶりについつい衝動買い。 その後、日本正規輸入代理店の”日本デスコ梶hへ問い合わせところ、正規輸入された本物であることを確認。 1994年に日本へ100本のみ輸入されたエテルナ1948シリーズの限定モデル”ヒストリック”である。
 実は購入してから1度も装着したことが無く、ベルトホールにビジョウも通していない。 落ち着いたフェイスのため、もう少し歳を重ねてから装着しようと思う。


エテルナ 1948 ヒストリック リミテッドエディション
Ref:50.629.8400.41.34 E393

ステンレススチール 自動巻き(エテルナ・マチック) 30m防水
DATE表示
サファイアクリスタル風防 ピンクゴールドインデックス ミッドブルー文字盤

1996年11月購入 定価 \180,000-
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